口元のたるみ・もたつきを解消する方法は?セルフケアと美容医療の選択肢を医師が解説
口元のたるみやもたつきが気になると「疲れて見える」「不機嫌そうに見られる」「実年齢より老けた印象になる」と感じる方も少なくありません。
とはいえ、セルフケアで様子を見るべきなのか、それとも美容医療を検討すべきなのか、判断に迷うのではないでしょうか。
本記事では、口元のたるみが起こる原因を整理したうえで、セルフケアでできる対策と美容医療による改善方法を医師の視点で解説します。
特に糸リフトとジョールファット除去の組み合わせについても詳しく触れ、どのような方に適しているのかを分かりやすくご紹介します。
口元のたるみが生じる原因とは?

口元のたるみは、単一の原因ではなく、複数の要素が重なって起こるケースがほとんどです。
まず大きな要因となるのが、加齢による靭帯のゆるみです。
頬や口元の皮膚・脂肪を支えている靭帯が年齢とともに弱くなることで、支えきれなくなった組織が下方へ移動しやすくなります。
次に影響が大きいのが、口横の脂肪(ジョールファット)の下垂です。
ジョールファットは若い頃は目立ちにくい脂肪ですが、加齢とともに下がることで、口元のもたつきやブルドッグ顔の原因になります。
さらに咬筋や表情筋の衰えも無視できません。
筋肉量が低下すると、皮膚や脂肪を持ち上げる力が弱まり、口角が下がって見えやすくなります。
加えて皮膚のハリ低下(コラーゲン減少)や猫背・スマホ姿勢などによる前傾姿勢も、口元だけが下がって見える要因になります。
これらが組み合わさることで、いわゆる「ブルドッグ顔」の印象につながります。
口元のたるみは、皮膚・脂肪・筋肉・靭帯のどこが主な原因かによって、適した対処法が異なります。診察では触診や表情を動かしたときの変化、骨格とフェイスライン全体のバランスをチェックします。自己判断では難しいため、複数の要素を医師が直接診察して優先順位を整理することが、後悔しない施術選びにつながります。
まずはセルフケアでできること|口元のたるみ対策
口元のたるみが気になり始めたとき「まずは自分でできることから試したい」と考える方も多いでしょう。
ここでは、口元のたるみに対してよく行われている代表的なセルフケア方法とそれぞれで期待できる効果や注意点について解説します。
①舌トレーニング・口輪筋のエクササイズ
舌や口周りの筋肉を動かすトレーニングは、手軽に始められるセルフケアのひとつです。
・舌回しトレーニング
口を閉じた状態で、舌を歯茎の外側に沿ってゆっくり一周回します。右回り・左回りをそれぞれ5〜10回程度行うのが目安です。口周りの筋肉を広く動かす目的で行われます。
・「あ・い・う・え・お」体操
口を大きく動かしながら「あ・い・う・え・お」と発声します。特に「い」「う」を意識して、口角を引き上げたりすぼめたりする動きを取り入れます。
・口すぼめキープ
口をすぼめた状態を5秒ほどキープし、ゆっくり緩めます。これを5回程度繰り返します。口輪筋を意識しやすい基本的な動きです。
ただし、継続することで筋肉の意識づけにはなりますが、効果を実感するまでに時間がかかり、持続性も限定的です。
またやりすぎると皮膚への負荷が蓄積し、かえってシワが深くなったり、特定の筋肉だけが発達して顔のバランスが崩れたりする可能性もあります。
回数や頻度を抑え、無理のない範囲で行いましょう。
②スキンケア・美容液(化粧品)でハリを補う

口元のハリを補う目的で化粧品を取り入れる場合は、レチノールやビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、ペプチド類など、コラーゲン生成をサポートする成分が配合されたものを選ぶとよいでしょう。
また、セラミドやヒアルロン酸といった高保湿成分は、乾燥による小じわを目立ちにくくし、肌表面のハリ感を保つのに役立ちます。
ただし、これらの成分はあくまで皮膚表面へのアプローチにとどまり、口横の脂肪下垂や靭帯のゆるみといった構造的なたるみを根本的に改善することはできません。
即効性を期待する対策というよりは、たるみの進行を緩やかにするための予防・補助的ケアとして取り入れるのが現実的といえるでしょう。
③美顔器による引き締めケア

家庭用美顔器には、ラジオ波(RF)による温熱作用、EMSによる筋肉刺激、LEDによる肌環境のサポートなど、さまざまなタイプがあります。
使用直後は血流が促されて引き締まったように感じることがありますが、その効果は一時的であることも多く、維持するためには継続的な使用が前提となります。
出力は安全性を考慮して抑えられているため、脂肪の下垂や靭帯のゆるみといった構造的なたるみに対しては、大きな変化を出すことは難しいのが実情です。
セルフケアは、血流促進や筋肉の意識づけ、肌のコンディション維持といった点では一定の効果が期待できます。ただし、口元のたるみは皮膚・脂肪・靭帯といった深層構造が関与しているケースも多く、セルフケアだけで明確な引き上げ効果を得ることには限界があります。変化を感じにくい場合は「何が原因でたるんでいるのか」を一度専門的に見極めたうえで、適切な方法を検討することが重要です。
セルフケアで改善しにくい口元のたるみの特徴

次のような状態に当てはまる場合、セルフケアだけで口元のたるみを改善するのは難しくなります。
- 口横の脂肪(ジョールファット)が下がり始めている
- 法令線とマリオネット線が同時に深くなっている
- 口角が常に下がって見える
- 元々、面長で下膨れがある
これらのケースでは皮膚表面の問題ではなく、靭帯のゆるみや深層脂肪の下垂といった構造的なたるみが関与している場合があります。
マッサージや筋トレなどのセルフケアでは十分な引き上げ効果を得にくいのが実情です。
セルフケアは筋肉や皮膚表面へのアプローチが中心となるため、靭帯のゆるみや深層脂肪の下垂といった構造的なたるみを引き上げることはできません。皮膚のハリ低下が重なっている場合も、外側からのケアだけでは改善に限界があり、原因に応じた美容医療の検討が必要になります。
即効性を求めるなら美容医療|効果別に解説
口元のたるみは原因によって適した施術が異なるため、引き上げる・脂肪を減らす・引き締める・筋肉の動きを調整するといった目的別に施術を選ぶことが重要です。
ここでは口元のたるみに対して代表的な美容医療を、効果の違いと向いているケースごとに解説します。
①糸リフト


| クリニック名 | Ginza78Clinic |
| 施術プラン名 | 78式美肌小顔リフト(糸リフト) |
| 治療内容 | 自然に吸収される医療用素材でできた糸(スレッド)を皮下に挿入し、引っ張ることでたるんだ肌を引き締める美容医療の施術です(自由診療) |
| 治療回数 | 1回 |
| 回復期間 | 1カ月程度 |
| 費用 | 16,000円~45,000円/本(税込)※局所麻酔代込み |
| リスク・副作用 | 外科処置により、腫れやむくみ、内出血が出ることが多い 傷跡や糸による違和感が残る可能性がある 感染等で化膿する可能性がある |
糸リフトは、皮膚の下に特殊な糸を挿入して皮膚を物理的に引き上げる施術です。
下方向へ重心が下がった口元やフェイスラインを、老け見えしやすい角度から上方向へ支え直すことで、輪郭全体をすっきりとした印象に整えます。
口元のたるみは、単体で起きるというよりも頬の下垂やフェイスラインのゆるみと連動して目立つケースが多く、糸リフトはその全体構造の立て直しを図ることができる点が特徴です。
施術直後から変化を感じやすく、口元だけでなくフェイスライン全体の引き締まりを実感しやすい施術です。
糸リフトは、皮膚や組織のゆるみが主な原因の方、フェイスライン全体を引き上げたい方に向いています。一方で、口横の脂肪量が多く下垂している場合や、皮膚の余りが強い場合は、糸リフト単独では変化が出にくいことがあります。その場合は、他の施術との併用をおすすめしております。
②ジョールファット除去


ジョールファット除去は、口横からフェイスラインにかけて存在する「下に落ちやすい脂肪」を直接取り除く施術です。
フェイスライン全体はそこまでたるんでいなくても、口元だけが重く見える・締まりがないと感じる方では、この脂肪の影響が強く出ているケースが少なくありません。
糸リフトでは「引き上げ」はできても脂肪そのものは減らせないため、ジョールファット除去は下に落ちる原因である脂肪を根本から減らす施術といえます。
ジョールファット除去は、脂肪によるもたつきが原因の方に適した施術です。一方で、脂肪が少ない方や皮膚のたるみが主な原因の場合は、除去によって頬がこけて見える可能性があります。脂肪量と皮膚の状態を見極めたうえで、適応を判断することが重要です。
③脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、Fat X Coreやカベリンなどの薬剤を用いて、脂肪の厚みが原因となる口元のたるみにアプローチする施術です。
ピンポイントで注射を行うため、口元のもたつきだけを整えたい方に向いています。
外科的処置に抵抗がある方や痛みに不安がある方でも検討しやすい点が特徴で、ダウンタイムの負担も比較的少ないのが魅力です。
脂肪溶解注射はフェイスラインを変えずに口元のたるみだけにアプローチすることもできます。多少の腫れは生じますが「歯の治療をした」といった説明で違和感なく過ごせる程度のケースが多く、家族や職場に気づかれたくない方でも検討しやすい施術です。
④ハイフ(HIFU)


ハイフは、超音波エネルギーを用いて皮膚の浅層から深層までを引き締める施術です。
熱エネルギーによって組織を収縮させ、施術前の状態から皮膚や筋膜をタイトにすることで、軽度なたるみを改善します。
メスを使わないのでダウンタイムが比較的少なく、予防や軽い引き締めを目的とした方に選ばれやすい施術です。
ただし、脂肪が下垂しているケースでは引き締めだけでは輪郭変化が出にくいことがあります。
ハイフは、皮膚の引き締めを目的としているため、たるみが軽度な方や予防目的の方に向いています。一方で、脂肪が明確に下垂している場合や、輪郭の変化をはっきり出したい方には、効果が物足りなく感じられることがあります。
⑤ボトックス注射


口元のたるみが皮膚や脂肪の下垂ではなく表情のクセによって強調されている場合に有効なのが、ボトックス注射です。
口角を下に引く働きを持つ口角下制筋にボトックスを注入することで、筋肉の過剰な収縮を抑え、口角が自然に上がって見えるようになります。
無表情のときに不機嫌そうに見える、口角が下がって老けた印象になりやすいといった悩みは、筋肉の動きが原因であるケースも少なくありません。
そのような場合、ボトックスは比較的ダウンタイムが少なく、負担を抑えながら変化を実感しやすい施術です。
ボトックスは、筋肉の動きが原因で口角が下がって見える方に適しています。一方で、脂肪の下垂や皮膚のたるみが主な原因の場合は、ボトックスだけでは十分な改善が得られないことがあります。
糸リフト×ジョールファット除去はなぜ相性がいい?


糸リフトは皮膚を上方向に引き上げる施術である一方、ジョールファット除去は口横にたまりやすい脂肪を減らすことで下に引っ張る原因そのものを軽減する施術です。
この2つを組み合わせると糸による引き上げと脂肪量の調整を同時に行えるため、たるみに対して立体的なアプローチができます。
その結果、フェイスラインのすっきり感が出やすく、若々しい印象が長持ちしやすくなります。
糸リフト単独では物足りなかったケースでも、完成度の高い仕上がりを目指せる点が大きなメリットです。
糸リフトだけ、ジョールファット除去だけでは改善が不十分な場合でも、併用することでバランスの取れた仕上がりになりやすくなります。原因が複合しているケースほど、組み合わせ施術が有効です。
糸リフト×ジョールファット除去の注意点
糸リフトとジョールファット除去は相性の良い組み合わせですが、すべての方に無条件で適しているわけではありません。
まず注意したいのが、脂肪を取りすぎてしまうことによる凹みです。
ジョールファットは量の調整が非常に重要で、必要以上に除去すると、かえって老けた印象や疲れた印象につながる可能性があります。
また、口元のたるみの主な原因が脂肪や筋肉の減少により生じた皮膚の余りやハリ低下である場合、脂肪を減らしても十分な改善が得られなかったり、逆に皮膚のたるみが目立ってしまうケースもあります。
このような場合は、糸リフトやハイフなどの他の施術を含めた計画の見直しが必要になります。
糸リフトとジョールファット除去は効果の高い組み合わせですが、脂肪量や皮膚の状態、将来のたるみまで考慮したうえで施術が本当に必要かどうかを判断することが重要です。
糸リフト×ジョールファット除去のダウンタイム
糸リフトとジョールファット除去を併用した場合、両方のダウンタイムが重なる点を理解しておく必要があります。
一般的には、腫れや内出血が出ることがあり、症状のピークは施術後数日から1週間程度、落ち着くまでに1〜2週間ほどかかるケースが多いです。
この期間は、大きく口を開ける動作や強く噛む動作を控えましょう。
食事は硬いものを避け、表情を大きく動かさないよう意識すると、違和感や痛みが出にくくなります。
洗顔やメイクについては、医師の指示に従うことが前提ですが、軽いメイクは数日後から可能になることが一般的です。
入浴についても当日はシャワーのみとし、血行が過度に促進される長時間の入浴やサウナ、飲酒は約1週間、控えてください。
また、うつ伏せ寝や頬を強く圧迫する姿勢は、腫れや左右差の原因になるため、ダウンタイム中はできる限り避けましょう。
ダウンタイムの経過や症状の出方には個人差があるため、不安や違和感が続く場合は、我慢せず早めにクリニックへ相談しましょう。
短期間で変化を実感したいならGinza78Clinicへご相談を

セルフケアではなかなか変化を感じにくい口元のたるみも、原因に合った美容医療を選ぶことで短期間で印象の変化を実感できる可能性があります。
当院の糸リフトでは、本数を多く入れることを目的とせず、骨格や皮膚の厚み、たるみの出方に合わせて糸の本数・方向・深さを一人ひとり調整します。
また、下膨れ感や口横の重さが強いタイプの方には、必要に応じてジョールファット除去を組み合わせることで、引き上げる力と落ちる原因の両方にアプローチします。
施術前のカウンセリングでは、単に「どの施術をするか」ではなく、患者さまごとの老け見えにつながっているポイントを丁寧に分析し、どこをどう整えると印象が変わるのかを具体的にご説明します。
過度な施術や必要以上の施術は行わず、あくまで自然で整ったフェイスラインを目指すことを大切にしています。
口元のたるみをできるだけ早く、かつ不自然にならずに改善したい方は、まずは一度Ginza78Clinicのカウンセリングでご相談ください。
この記事は、弁護士の監修のもと、医療広告ガイドラインを遵守して制作しております。
この記事では、一部にイメージ画像(AI画像含む)を使用しています。

