埋没法は取れる?何年持つのか・取れる前兆や取れたときの対処法を医師が解説
「埋没法で二重にしたいけれど、すぐに取れてしまわないか不安……」
「最近二重のラインが薄くなってきた気がする。これは取れる前兆?」
「もし埋没法が取れたら、元の一重や奥二重に戻ってしまうの?」
医療用糸を用いて手軽に理想の二重ラインを作る「二重埋没法」。
切開を伴わないため広く行われている施術ですが、「将来的にラインが薄くなったり消失したりする可能性がある」という点に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、埋没法が取れるまでの期間や前兆、取れやすい人の特徴、取れてしまった場合の対処法まで、医師の視点から詳しく解説します。
埋没法は何年で取れる?

埋没法には「〇年間は効果が継続する」という期限はなく、施術後の経過年数だけで「そろそろ取れる時期だ」と一律に判断することはできません。
数年でラインが薄くなる方もいれば、長期にわたって二重を維持できる方もいます。
「二重が取れる」といっても、挿入した糸そのものが突然体内で消失してしまうわけではありません。
瞬きや目をこする動きによって糸の結び目が少しずつ緩んだり、まぶたの組織との関係性が変化したりすることで、二重の折れ込み(ライン)が浅くなっていくのが一般的な経過です。
埋没法の持続性には、顔の組織の構造、術式、そして術者の技術力など複数の因子が相互に関係しているため、ご自身のまぶたの特性に合った適切な術式とデザインを選択することが大切です。
患者さまの顔の組織等の個性に合致した適切な術式・二重幅で行えば、埋没法でも長期間二重ラインが維持される傾向があります。ただし、まぶたが厚い方や極端な幅広二重の場合は早期に緩みやすくなります。また埋没法は切開法と異なり、糸の緩みや加齢変化で将来的にラインが薄くなる可能性はあります。
埋没法が取れる前兆
多くの場合、以下のような前兆が現れます。

二重ラインが以前より薄くなる
施術直後はくっきりと定着していた二重の折れ込みが、徐々に浅く・薄く見えるようになっていきます。
「朝起きたときや、顔がむくんでいるときだけラインが消える」「日によって二重幅が安定せず、日替わりでラインが変わる」といった症状は、糸の固定力が弱まってきているサインの可能性があります。
ただし体調による一時的なむくみでもラインは変化するため、1日変化したからといってすぐに「完全に取れた」と焦る必要はなく、数週間単位で観察することが大切です。
二重ラインが途中で途切れる
目頭側・中央・目尻側など、ライン全体ではなく一部分だけが薄くなったり、途中で途切れたりすることがあります。
これは複数ある固定点のうち一部の糸が緩んでいる場合に起こり、最初は一部分の変化であっても、瞬き等による負担が集中することで徐々に他の部分へ緩みが広がっていくケースもあります。
三重など複数のラインが出る
本来作った二重ラインとは異なる位置に、新しく浅い線が現れることがあります。
埋没法の固定力が低下して二重の折れ込みが不安定になると、皮膚が予期せぬ場所で折れ曲がり、三重(みえ)や多重ラインが生じやすくなります。
ただし、むくみや眼精疲労、加齢による皮膚のたるみや目の上のくぼみでも三重になることがあるため、必ずしも糸のゆるみだけが原因とは限りません。
左右差が以前より目立つ
左右でまぶたの動かし方や目をこする癖が異なると、糸の緩み方に差が出ることがあります。
ただし、元々の目の開き(眼瞼下垂の有無)やまぶたの脂肪量の違いで左右差が目立っている可能性もあるため、自己判断せず医師の診察を受けることが推奨されます。
埋没法が取れやすい人の特徴
埋没法の持続性には個人差がありますが、取れやすい人には、以下のような特徴が存在します。

まぶたが厚い・脂肪量が多い
まぶたの皮膚が厚い方や、皮下組織・眼窩脂肪・ROOF(眼輪筋後方の上眼瞼脂肪)が多い方は、二重の折り込みを作る際に糸にかかる強い抵抗が発生します。
そのため、糸の固定部分に常に強い引っ張りや負荷がかかり続け、薄いまぶたの方に比べて糸が緩みやすくなります。
二重幅を広く取りすぎている
ご自身の生まれ持ったまぶたの構造に対して、無理に広い位置へラインを設定すると、糸にかかる張力が増大します。
高い位置での固定はラインの維持が構造的に難しいだけでなく、術後の腫れが長引いたり、二重の上にぷっくりとした不自然な厚みが残る(いわゆるハム目の)リスクが高まります。
目をこする・まぶたへ負担をかける習慣がある
日常的な外的刺激は、埋没法の糸を緩ませる原因です。
- クレンジングや洗顔時にゴシゴシと力任せに擦る
- 花粉症やアレルギー性結膜炎があり、頻繁に目をかいてしまう
- まつ毛エクステや付けまつ毛の着脱、濃いアイメイクを落とす際に強い刺激を与える
こうした強い摩擦や圧力が繰り返し加わると、二重ラインが不安定になったり、糸の固定が外れたりする原因になります。
施術後は目元をやさしく扱うケア習慣を徹底しましょう。
加齢によってまぶたが変化した
埋没法の糸自体に問題がなくても、年齢とともにまぶたの状態は変化します。
加齢により上まぶたの皮膚がたるんで下垂してくると二重ラインの上に皮膚がかぶさるため、「幅が狭くなった」「二重が消えた」ように見えてしまいます。
これは糸が取れたのではなく、皮膚の老化による変化です。
埋没法が取れるとどうなる?
埋没法が取れた際の主なパターンを解説します。

二重ラインが薄くなる
ある日突然一重に戻るケースは少なく、多くは段階的に二重ラインが浅くなっていきます。
「日によってラインが出たり消えたりする」時期を経て、片側から少しずつラインが薄くなり、時間をかけて元の目元の状態へと近づいていきます。
二重の折れ込みを支えていた糸の固定が完全に失われれば、元々のまぶたの構造へと戻ります。
元が一重だった方は一重に、奥二重だった方は元の奥二重ラインへと戻っていく可能性もあります。
取れても二重のままになる
糸の固定自体は弱まっていても、長年二重のラインで折りたたまれていたことで皮膚に二重の癖(癒着)が定着し、糸が緩んだ後もそのまま二重ラインが維持されるケースがあります。
ただし、これはすべての方に起こるわけではなく、偶発的な事象にすぎません。
「一度埋没法を受ければ永久に自然な二重が定着する」と過信するのは禁物です。
なお、糸の固定が緩んでいてもご本人が現在のラインや見た目に満足されていれば、急いで再施術を行う必要はありません。
埋没法が取れた場合は放置しても大丈夫?
二重ラインが取れてしまっても、まぶたに痛み・赤み・糸の露出・ゴロゴロ感などの異常がなければ、すぐに受診しなければならない緊急性はありません。
ただし、以下の症状がある場合は放置せず、速やかに医師の診察を受けてください。
- まぶたの裏(粘膜側)や表(皮膚側)から結び目や糸が飛び出している
- まぶたに強い痛み、腫れ、赤みがある
- 目に異物感(ゴロゴロ感)やチクチクとした痛みがあり、充血している
埋没糸に関連するトラブルとして糸の露出や結膜への慢性的な刺激・異物反応などが報告されています。
単に二重ラインが取れたことと糸による物理的トラブルは明確に区別し、痛みや露出がある場合は早急な処置(抜糸など)が必要です。
埋没法が取れたら再施術はできる?
埋没法が取れてしまった場合、どのような修正アプローチが可能かを解説します。

再度埋没法を受けられるケース
過去に埋没法を受けたことがある方でも、まぶたの状態に問題がなければ再度埋没法を行うことが可能です。
取れてしまった原因を分析し、より適したラインや固定方法を選択します。
過去の糸がトラブルを起こしていなければ、古い糸を残したまま新たな位置に糸をかけて固定することも可能です。
ただし、状態やご希望によっては、古い糸を抜去してから再施術を行った方がきれいなラインを作れる場合もあります。
切開法を検討したほうがよいケース
以下のようなケースでは、埋没法の再施術ではなく「切開法(二重切開)」への移行を検討するのが望ましいでしょう。
- 埋没法を2〜3回以上受けても、毎回短期間で取れてしまう
- まぶたの皮膚が非常に厚く、脂肪量も多いため埋没法では固定を維持できない
- 加齢や体質による皮膚のたるみが強い
「〇回取れたら絶対に切開しなければならない」という一律のルールはありませんが、埋没法を何度も繰り返すとまぶたの中に糸が溜まり、組織への負担や変形のリスクが高まります。
医師にまぶたの状態を総合的に評価してもらい、切開法を含めた最適な術式を提案してもらいましょう。
埋没法が取れることに関するよくある質問

Q.埋没法が取れる確率はどれくらいですか?
「埋没法全体で〇%」と一概に数値を出すことは困難です。
選択する術式(点数・固定法)、患者様のまぶたの厚み、観察期間(1年後なのか10年後なのか)によって研究データが大きく異なるためです。
2026年の513例を対象とした最新研究でも、医師の経験はライン消失の有意な予測因子ではなく 、個人の解剖学的特徴や生活習慣を含む多様なファクターが関係していると結論付けられています。
確率の数値だけに囚われず、ご自身のまぶたが埋没法に適しているかを医師に診断してもらうことが大切です。
Q.埋没法が取れたら糸はどうなりますか?
ラインが消失した場合でも、多くの場合、糸自体はまぶたの組織内に留まっています。
結び目が解けたり緩んだりした状態ですが、異物感や炎症などの問題がなければ、そのまま体内に残しておいても健康上の支障はありません。
再施術の際に古い糸を抜くべきかどうかは、まぶたの状態や糸の位置を診察して判断します。
Q.埋没法が片目だけ取れることはありますか?
はい、片目だけラインが薄くなったり取れたりすることはあります。
左右でまぶたの皮膚の厚みや脂肪量、目の開き(眼瞼下垂の度合い)、無意識に目をこする癖などが異なるためです。
この場合は、取れてしまった片目だけを再度埋没法で修正することが可能です。
ただし、左右差の原因が糸の緩みではなく眼瞼下垂などの別の要因である可能性もあるため、両目の診察を受けた上で対応を決めることが推奨されます。
取れにくい埋没法を希望するならGinza78Clinicへ

埋没法には「何年で必ず取れる」という期限はなく、ラインの持続期間は、固定方法、まぶたの厚みや腫れぼったさ、二重幅、加齢、外的刺激などによって異なります。
二重ラインが薄くなっただけで緊急性があるとは限りませんが、糸の露出、痛み、赤み、充血、強い異物感、視力への影響がある場合は、早めに施術医または眼科・形成外科を受診してください。
当院では、丁寧なカウンセリングとシミュレーションを行い、患者さまのお顔の個性とご希望のデザインの2軸を重要視し、施術効果の長期的な安定性を追求いたします。
過去に他院で受けた埋没法が取れてしまった方の再施術や、「抜糸が必要か」「切開法に移行すべきか」といった複雑な修正のご相談にも対応しております。
「二重が取れるのが不安」「自分のまぶたで埋没法がどれくらい持つか知りたい」とお悩みの方は、ぜひ一度当院の無料カウンセリングへお越しください。
現在のまぶたの状態を診察し、治療プランをご提案いたします。
この記事は、弁護士の監修のもと、医療広告ガイドラインを遵守して制作しております。
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