目の下の脱脂の10年後は?クマ取りのリスクと後悔しない方法

「目の下の脱脂を検討しているけど、10年後の状態やリスクが気になる」
「施術後に後悔することがあるのかな」と、不安に思っていませんか?
目の下の脱脂(※下眼瞼脱脂:かがんけんだっし)は、たるみやクマを解消する効果が高い施術として人気があります。
この施術は半永久的に効果が持続するとされていますが、中には術後10年以上経過した段階で、目の下のぷくっとした眼窩(がんか)脂肪が再度現れるケースがあります。
また、施術をおこなう際の医師の技術やアフターケアの不足が原因で、まれに「目の下が不自然になった」「窪みが気になる」といった後悔につながるケースも報告されています。
本記事では、目の下脱脂の長期経過におけるリスクや注意点を詳しく解説し、後悔しないための方法を具体的にご紹介します。
※下眼瞼脱脂:目の下の脂肪を取ることでたるみによりクマを解消できる手術。「クマ取り」と呼ばれることもある。
目の下の脱脂は10年後も効果が持続する
目の下の脱脂(クマ取り)は、適切に施術をおこなえば、基本的に再発するリスクはありません。
なぜなら、目の下は脂肪が溜まりにくい場所であり、一度除去してしまえばほとんど脂肪が溜まることはないからです。
急激に体重が増加しないように体重管理を行えば、目の下が再び膨らむ心配はさらに少なくなります。
海外の長期的な症例でも、体型が大きく変わらない限り、脱脂術による効果は持続していることが確認されています。
さらに、脂肪がなくなることで目元が軽くなり、重力の影響を受けにくくなるため、目の下のたるみの進行も抑えられます。
脱脂の効果が10年後まで持続しないケース
脱脂術による効果は、次の2つのケースでは持続しにくくなります。
体重が増加した場合

施術後に極端な体重増加があると、顔にも脂肪が付きやすくなり、目の下のふくらみが再発する可能性があります。
特に、体重が30キロ以上増加すると、目の下にも脂肪がつきやすくなります。
ただし、顔の脂肪の付き方には個人差があるため、同じ体重増加でも影響の度合いは人それぞれです。
皮膚のたるみが悪化した場合
施術してから皮膚の弾力性やハリが低下し、再び目の下にたるみが生じてしまうというケースもあります。原因としては、加齢や生活習慣が挙げられます。
たるみが目立ってきた場合は、皮膚の引き締め施術やリフトアップなど、追加治療を検討しましょう。
また、40代以降で施術を受けた場合は、脱脂後に皮膚が薄くなることが原因でシワやたるみが目立ちやすくなり、目元の小じわが強調されることがあります。
目の下の脱脂のデメリット
脱脂術には、6つのデメリットやリスクがあります。
・ダウンタイムがある
・目の下が窪む
・目の下のクマ・たるみが改善しない
・クマや小じわが目立つようになる
・両目の左右差が出てしまう
・感染症や後遺症のリスクがある
詳しく解説します。
ダウンタイムがある
脱脂術後には、約2週間から1か月のダウンタイムが必要です。
この期間中は、痛みや腫れ、内出血といった症状が現れ、徐々に改善していきますが、回復までには生活の制限が求められます。
ダウンタイムの症状と期間は以下の通りです。
・痛み:約1~2週間
・腫れ:数日~約2週間
・内出血:約2週間
ダウンタイム中の運動や長時間の入浴は血流を促進させ、症状を悪化させる可能性があります。
また、アルコール摂取も腫れや内出血を悪化させる原因となるため避けましょう。
症状が改善するまでの間は、医師の指示に従い、ダウンタイムの回復を最優先に考えて生活してください。
▷クマ取りのダウンタイムはいつまで?腫れの経過やピークも解説
目の下が窪む
もともと脂肪が少ない人が施術を受けた場合など、過剰に脂肪を取り除いた場合、目の下が窪むケースもあります。この窪みは目元に影を生じさせ、老けた印象や疲れた印象を与える原因となります。
必要以上に脂肪を取り除くと目元のボリュームが不足し窪みが目立ちやすくなります。
特に皮膚が薄い方や、加齢で皮膚の弾力が低下している方は、このリスクが高まります。
また、加齢による皮膚のたるみや筋肉の収縮が進行すると、術後の窪みが一層目立つことがあります。骨格的に目の下が窪みやすい形状の方では、この影響が特に顕著です。
このリスクを軽減するためには、脂肪の除去量を慎重に調整することが必要です。
信頼できる医師と相談し、自分の骨格や皮膚の状態に合った施術を提案してもらいましょう。
目の下のクマ・たるみが改善しない

脱脂術は「クマ取り」とも呼ばれる施術ですが、クマやたるみの原因が脂肪以外にある場合、脱脂術だけでは十分な改善が見込めないことがあります。
例えば、血行不良や皮膚の薄さが原因の青クマは、目元を温めて血流を促進したり、生活習慣を改善することで軽減する場合があります。美容医療では、脂肪注入が適応となり、改善が見込めるケースもあります。脱脂術では改善されません。
また、紫外線による色素沈着や摩擦が原因の茶クマは、美白成分を含むスキンケア製品やレーザー治療、ピーリングが有効とされています。脂肪除去では改善されません。
一方で、目の下のたるみや凹みによる影が原因の黒クマには、脱脂術が有効です。
たるみが強い場合には皮膚の引き締め治療や脂肪注入を併用することで、より自然な改善が期待できます。
クマの原因は複数の場合があるため、医師の診断を受け、自分の状態に適した治療法を選んでください。
脱脂術だけでなく、必要に応じて他の治療を組み合わせることが、より効果的な結果につながります。
クマや小じわが目立つ
脱脂術後に、加齢に伴い皮膚の弾力が低下すると、脂肪を支えていた部分がたるみ、クマや小じわが目立つことがあります。
特に、皮膚が薄い方や脂肪を過剰に取り除いた場合、目元のボリュームが失われ、影や窪みが強調される結果となり、かえって疲れた印象を与えてしまう場合もあります。
必要以上に脂肪を取りすぎないよう、目元の自然なバランスを保つことが大切です。
両目の左右差が出てしまう
脱脂術では、両目のバランスに左右差が生じることがあります。術後に左右差が気になっても、まずは焦らずに術後の経過を観察してください。
腫れや内出血が片側だけ強く出るケースでは、時間が経つことで自然にバランスが整うこともあります。
1か月以上経過しても改善しない場合は医師に相談しましょう。
感染症や後遺症のリスクがある
脱脂術は、失明などの重大な医療事故になることはほとんどありません。
しかしながら、術後のケアが不十分だと感染症のリスクが高まり、腫れや膿(うみ)が出て、ダウンタイムが長引くことがあります。
術後は、目元を不必要に触らず、処方された抗生剤を飲み切るようにしましょう。
また、まれに後遺症として白目が腫れる結膜浮腫(けつまくふしゅ)や、まぶたが外に反り返って「あっかんべ」の状態になる下眼瞼外反症(かがんけんがいはんしょう)を引き起こす場合があります。
ほかにも、涙を排出する管が損傷して流涙症(りゅうるいしょう)を発症するリスクや、術後に血液が溜まって視神経を圧迫してしまい、視覚障害や視野障害が起こるリスクもあります。
こうした重篤な症状が現れた場合は、早急に治療が必要です。術後の異常を感じた際には、放置せずに早めに医師に相談してください。
目の下の脱脂で後悔しないための対処方法
脱脂術で後悔しないためには、実績や技術力のある医師を選び、脂肪を取りすぎないようにする必要があります。
以下で具体的な対策を紹介します。
実績や技術力のある医師を選ぶ

医師を選ぶ際は、公式WebサイトやInstagramで症例写真を確認してください。
また、クリニックや医師の評判を各SNSやGoogleマップ、口コミサイトなどで調べましょう。
カウンセリングの際には、施術のメリットだけでなくリスクについても丁寧に説明してくれる医師を選びましょう。
脂肪を取りすぎない選択をする
脱脂術では、脂肪を適度に残すことをおすすめします。
特に、皮膚が薄い方や加齢によって弾力が低下している方が、脂肪を取りすぎると、老けた印象になってしまいがちです。
また、窪みや影を抑える方法として、脱脂術の際にヒアルロン酸や脂肪注入を同時に行うこともできます。これにより、目元の凹凸を整え、たるみや影を目立ちにくくする効果が期待できます。
施術を検討する際は、自分のクマやたるみの状態を医師に正確に診断してもらい、必要な施術を過不足なくおこなうことが重要です。
助けて!目の下の脱脂に失敗したと思ったら

脱脂術後に、窪みが気になる場合やクマが改善できていない場合は、追加でヒアルロン酸や脂肪を注入する施術をすることで改善できる場合があります。
ケースごとに解説します。
窪みが気になる場合
目の下が窪んでしまった場合、修正施術としてヒアルロン酸注入や脂肪注入が考えられます。
ヒアルロン酸は、窪みに直接注入してボリュームを補う治療法で、影を目立たなくする効果があります。
即効性が高く、施術後すぐに効果を実感できることから、修正の第一選択として選ばれることが多い方法です。
ダウンタイムも少なく、日常生活への影響が軽い点もメリットですが、効果は半年から1年程度で徐々に薄れるため、定期的な治療が必要です。
一方で、脂肪注入は自身の太ももやお腹などから採取した脂肪を目の下に注入する方法です。この施術は定着すると半永久的に効果が持続します。
しかし、ヒアルロン酸に比べるとダウンタイムが長く、術後に腫れが出ることもあります。
施術でクマが改善できていない場合
脱脂術後にクマが改善しない理由は以下の4つです。
・脂肪の除去が適切ではなかった
・頬の皮下脂肪が下垂している
・脱脂では効果の出ない茶クマや青クマが原因だった
・医師の経験が浅く、適切な処置ができていなかった
脂肪を取りすぎた場合には、ヒアルロン酸や脂肪注入を用いて目元のボリュームを補い、脂肪の除去が不十分だった場合には、再施術で余分な脂肪を取り除く必要があります。
頬の皮下脂肪が下垂している場合には、リフトアップ施術や脂肪注入を行い、目元と頬の境目を整えましょう。
また、茶クマ(色素沈着)が原因の場合は美白ケアやレーザー治療を検討してください。
青クマ(血行不良)が原因であれば、温めケアやマッサージが適したアプローチとなります。
信頼できる医師に相談する

脱脂術後の修正施術を希望する場合は、修正の実績や経験が豊富な医師を探しましょう。
カウンセリングでは、納得いくまで医師と話し合い、自分の状態や希望を率直に伝えてください。不安や疑問がある場合は、その場で解消することが重要です。
信頼できる医師であれば、施術のリスクやメリットについても丁寧に説明し、疑問に対して真摯に向き合ってくれるはずです。
目の下の脱脂で後悔したくないならGinza78Clinicがおすすめ

銀座エリアで脱脂術を検討するなら、Ginza78Clinicがおすすめです。
当院には目周りの施術を得意とする医師が在籍しており、口コミでも高評価をいただいております。
丁寧なカウンセリング

Ginza78Clinicでは、患者様一人ひとりのお悩みを丁寧にお伺いし、施術内容だけでなくリスクについても、患者様が十分に理解できるまでご説明いたします。
どんな些細な疑問や不安にも真摯に対応することをお約束します。
また、無理な勧誘は一切おこないません。
患者様がご自身で納得した上で、最適な治療方法を選べる環境を大切にしています。納得のいくまで医師と話し合い、患者様ご自身にとって最善の選択をしましょう。
適切な治療方法の提案
当院では、脱脂術だけでなく、脂肪注入やヒアルロン酸注入など、患者様の状態やご希望に合わせてさまざまな治療法を組み合わせられます。
目元のたるみやクマを取り除きつつ、影が目立たない明るい印象を作り出すことで、疲れ顔を改善することが可能です。まずはカウンセリングであなたのお悩みをお聞かせください。
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また、僕自身がとても痛みに弱い為、まずは自分で施術を受けてみて、どうしたら不安や痛みが少なく安心して施術を受けていただけるかを研究しています。
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