蒙古襞があっても二重は作れる?見分け方・セルフケア・目頭切開の考え方を医師が解説

目の形は「一重か二重か」だけで決まるものではありません。

実際の目元は、まぶたの厚みや骨格、皮膚のかぶさり方など、いくつもの条件が重なって成り立っています

その中でも、二重整形の仕上がりに大きく関わる要素が「蒙古襞(もうこひだ)」です。

蒙古襞があると二重が作りにくい、平行二重は難しい、目頭切開が必要になるといった情報を目にし、不安を抱く人も多くいます。

ただし蒙古襞がある目元でも、構造を正しく理解してその条件に合ったデザインを選ぶことで、自然で安定した二重を目指せます

本記事では、蒙古襞の基本的な構造と二重への影響、ご自身の目元を確認するセルフチェック方法やセルフケアについて、さらに二重整形や目頭切開をどのように考えるべきかを順番に整理して解説します。

蒙古襞がある目元でも納得のいく二重を目指すための判断材料にしてください。

蒙古襞とは?二重に影響する理由

蒙古襞があるかどうかだけで、二重整形の可否が決まることはありません
蒙古襞の張りの強さや位置、まぶたの厚み、二重ラインの起点を総合的に見たうえで判断することで、蒙古襞がある目元でも自然な二重デザインを目指せます

蒙古襞の基本的な構造

蒙古襞(もうこひだ)は、目頭にかぶさる皮膚のひだのことを指します。

目頭の近くには、ピンク色の部分である涙丘(るいきゅう)がありますが、蒙古襞が張りが強い場合、この涙丘は皮膚に覆われて見えにくくなります

蒙古襞は、日本人を含む東アジア人に多く見られる特徴で、赤ちゃんの頃には生まれつきの目元の形としてほぼ全員に見られます

成長とともに顔つきが変わることで蒙古襞が目立ちにくくなる人もいますが、成長に伴って自然に大きく形が変わることは起こりにくい構造です。

そのため、蒙古襞は基本的に「その人が持つ目元の条件」として考える必要があります。

蒙古襞があるとなぜ二重が作りにくい?

蒙古襞があると、目頭側にかぶさる皮膚によって二重ラインの始まり部分が隠れやすくなります。

その結果、二重の線が目頭からではなく、途中から始まっているように見えます

このような構造では目頭側の二重ラインが蒙古襞の内側に入ってしまうため、目尻に向かって二重幅が広がる末広二重になりやすくなります

末広二重は蒙古襞の構造に合った形で、目元になじみやすく、自然に見えやすい特徴があります。

一方で平行二重のように、目頭側から目尻まで二重幅がほとんど変わらない形を、二重埋没法のみで強く作ろうとすると蒙古襞の影響を受けやすくなります。

その結果、二重ラインを強く作る必要が出てきたり目頭側だけ線が不自然に目立ったりすることがあります。

蒙古襞がある目元では、末広二重のほうが安定しやすく、表情の動きにもなじみやすいメリットがあります。
無理に平行二重を作るよりも、目元の構造に沿ったラインを選ぶことで、仕上がりの自然さが高まります。

【セルフチェック】蒙古襞があるかどうかの見分け方

まずはご自身の目元がどのような状態なのかを知ることが、二重の形や施術方法を考えるうえでの出発点になります。

鏡やスマホを使って自宅で確認できるチェック方法と蒙古襞の強さの目安を順番に解説します。

セルフチェックの結果をもとに、どのタイプに近いのかを把握していきましょう。

鏡でできる簡単チェック方法

蒙古襞のセルフチェックで確認するポイントは、涙丘の見え方・目頭の皮膚のかぶさり・二重ラインの始まり位置の3つです。

チェックを始める前に、鏡やスマホを準備しましょう

インカメラを使って撮影する場合は、カメラの位置を目線の高さ、左右の目のちょうど中央にくるようにすると、実際の見え方に近くなります。

正面だけでなく、少し斜めからも確認すると、皮膚の重なりが分かりやすくなります。

■ステップ1:涙丘の確認
まず、鏡を正面から見て、目頭にあるピンク色の部分、涙丘(るいきゅう)を確認します。
涙丘の三角形の部分がはっきり見えている場合は、蒙古襞の張りが弱い状態です。
反対に涙丘がほとんど見えず皮膚に隠れている場合は、蒙古襞の張りが強い状態です。

■ステップ2:目を閉じた時の確認
次に、目を閉じた状態で目頭を見て、目頭の部分に皮膚が重なってできた線や折れ目が残っているかを確認してください。
目を閉じても目頭側に皮膚の重なりがはっきりと残る場合、蒙古襞の張りが強い状態です。
すでに二重の線がある人でもこの重なりが強いと、目頭側の二重ラインは皮膚に隠れやすくなります。

■ステップ3:目頭の皮膚の観察
最後に、顔を少し斜めに向けて、目頭を観察しましょう。
正面だけではなく角度を変えて見ることで、皮膚のかぶさり具合が分かりやすくなります。
目頭に皮膚が乗っている場合、目頭側の白目があまり見えず目頭の形が丸く見えやすくなります
このような見え方は、蒙古襞の張りが強い状態の特徴です。

蒙古襞が「強い・弱い」の違い

ここでは、当院で二重埋没整形を受けた方の施術前(ビフォー)写真をもとに、蒙古襞の張りの強さを「弱・中・強」の3段階に分けて説明します。

セルフチェックで確認した涙丘の見え方と照らし合わせながらご自身の目元と比べてみましょう。

■弱:涙丘が半分以上見える

この状態では、目頭側の皮膚のかぶさりが小さく、二重ラインの始まりが隠れにくい傾向になります。

デザインの自由度が高く、平行に近い二重も作りやすい条件です。

■中:涙丘が少し見える

この状態では、目頭側の二重ラインが皮膚に隠れやすくなります

末広二重が自然になじみやすく、平行二重にしたい場合は幅を広くすると不自然さが出やすくなります

■強:涙丘がほとんど隠れる

この状態では、目頭側の皮膚のかぶさりが大きく、末広二重のほうが安定しやすいのが特徴です。

平行二重を作る場合は目頭切開を組み合わせることも考えてみましょう

蒙古襞はセルフケアでの改善が難しい

YouTubeやSNSでは「蒙古襞をなくすマッサージ」といった方法が数多く紹介されていますが、蒙古襞はマッサージや押す動作によって簡単に形が変わるものではありません
一時的に見え方が変わったように感じる場合もありますが、これは蒙古襞そのものが改善したわけではなく、時間が経つと元の状態に戻る可能性も高いといえるでしょう。

セルフケアで特に注意したいのが、目元の皮膚は体の中でも非常に薄い部位だという点です。

強くこする、押す、引っぱるといった刺激が続くと、赤みやかゆみ、かぶれ、色素沈着などの皮膚トラブルが起こりやすくなります

さらに、長期間の刺激は皮膚のハリを弱め、まぶたのたるみを進める原因にもなります。

蒙古襞を根本的に変えたい場合、セルフケアでは解決が難しいため美容クリニックなどの医療機関での相談が必要です。

自己流のケアを続けてしまうと目元のコンディションが悪化し、メイクがのりにくくなったりコンタクトレンズ装着時の違和感が増えたりするケースもあります

蒙古襞があっても二重整形は可能

蒙古襞がある場合、基本となるのは末広二重ですが、蒙古襞がある状態でも平行二重に近づけるようにデザインすることは可能です。

ただしその場合、医師の技術力やデザイン力がより重要になります。

無理に平行二重を作ろうとすると、二重ラインの食い込みが目立ちやすくなり整形感が強く出やすくなり、ラインが安定しにくく後戻りしやすくなる可能性もあります。

二重の形を決める際は理想や好みだけで判断するのではなく、目元の構造に合っているかを優先して考えてみましょう。

蒙古襞がある二重の人の印象

蒙古襞がある二重の特徴は、目元が柔らかく見えやすいことです。

目頭側に皮膚の丸みが残ることで、目元の印象がきつくなりにくく、親しみやすさや柔らかさを保ちやすい側面もあります。

また蒙古襞がある二重は、整形感を抑えやすい点も特徴です。

自然さを重視した二重デザインと相性が良く、日常の表情でも違和感が出にくい目元になります。

どのような印象でいたいかを基準に考えましょう。

蒙古襞があっても平行二重は作れる?

■平行二重が可能なケース:蒙古襞の張りの程度が「弱」の場合

蒙古襞が軽度で涙丘がある程度見えている状態では、目頭側の皮膚のかぶさりが小さく、二重ラインの起点が隠れにくくなります

この条件に加えて、まぶたが薄い状態であれば、埋没法のみでも平行二重が成立します。

また、平行二重の幅を狭めに設定することで顔立ちになじみやすくなり、二重ラインの食い込みも目立ちにくくなります

■平行二重が難しいケース:蒙古襞の張りの程度が「中〜強」場合

蒙古襞が中等度以上で涙丘がほとんど見えない状態では、目頭側の皮膚が二重ラインの起点を覆います

さらに、まぶたが厚い場合や平行二重の幅を広く希望する場合は、埋没法のみで平行二重を成立させるデザインは現実的ではありません

このような条件では、目頭切開を併用することで、平行二重が成立しやすくなります

埋没法だけで無理に平行二重を作ると、ラインが不自然に食い込んだり後戻りが起こりやすくなったりするため、施術の組み合わせを含めて検討してみましょう。

目頭切開をするべきかの判断基準

目頭切開は、蒙古襞を切開して目頭側の皮膚のかぶさりを減らし、目頭の形を調整する手術です。

二重整形とは役割が異なり、目頭の形そのものに変化を加える施術になります。

目頭切開が選択肢となるのは、蒙古襞が強く目が離れて見える状態を改善したい場合や平行二重をはっきり作りたい場合です。

またご自身の目元に強いコンプレックスがあり、自然さよりも理想の形を優先したいと考えている場合にも検討されます。

二重整形だけでは理想に近づきにくいと考えられる場合、目頭切開を組み合わせることでデザインの幅が広がります。

一方で、目頭切開にはデメリットもあります。

術後にはダウンタイムがあり、傷跡の赤みや硬さが落ち着くまでに一定の時間が必要です。

切開量が大きいほど整形感が出やすく、やりすぎた印象につながることもあります。

また、二重整形とは別の手術になるため、追加費用が発生します。

そのため目頭切開を検討する際は「平行二重にしたいから」という理由だけで決めるのではなく、目元だけでなく顔立ち全体とのバランスや、自分がどこまでの変化を求めているのかを整理したうえで判断しましょう。

蒙古襞がある人が二重整形で後悔しないために

蒙古襞がある人が二重整形で後悔しないために、デザイン選びのポイントや医師への伝え方、目頭切開を含めた判断の仕方を順番に解説します。

自身のまぶたにあったデザインを選ぶ

二重整形で後悔を防ぐためには、理想の二重デザインだけを基準にせず、ご自身のまぶたの条件に合った形を選びましょう

蒙古襞の張りの強さやまぶたの厚みは人それぞれ異なり、その違いによって似合う二重の形や仕上がりの安定しやすさが変わります。

蒙古襞の張りが強い状態で幅の広い平行二重を強く希望すると、二重ラインの食い込みが目立ちやすくなり、目元が不自然に見えることがあります。

一方で、蒙古襞の構造に合った末広二重や幅を抑えた平行二重は、顔立ちになじみやすく、日常の表情でも違和感が出にくいのがメリットです。

二重デザインは正面から見た印象だけで判断するものではありません。

笑ったときや伏し目になったときなど、普段の動きの中で自然に見えるかまで含めて考えることで、仕上がりへの満足度が高まります。

医師に蒙古襞の張りが気になることを伝える

カウンセリングで希望する二重幅だけを伝えると、医師が判断するための情報が不足します。

蒙古襞の張りが気になっていることや目頭側の二重ラインが見えにくいことなど、現在の目元で気になっている点を具体的に伝えることが大切です。

また平行二重を希望している場合は、その理由だけでなく、どの部分をどのように変えたいのかまで共有すると二重デザインの方向性が整理されやすくなります。

写真を見せたり言葉で補足したりすることで、完成イメージのズレを防げます

目頭切開も検討してみる

蒙古襞が中等度から強度で平行二重をはっきり作りたい場合には、目頭切開が選択肢に入ります。

ただし、目頭切開は二重整形と必ずしも同時に行う必要はありません

医師やカウンセラーに目頭切開を勧められてもその場で決断せず、目頭切開によって得られる変化やダウンタイム、傷跡の経過、費用面まで理解したうえで、自分にとって必要な選択かを検討しましょう。

目頭切開は目頭の形そのものを変える施術です。二重整形と必ず同時に行う必要はなく、二重整形後の仕上がりを見てから検討する選択肢もあります
ご自身がどこまでの変化を求めているかを整理したうえで判断してみてください。

蒙古襞があってもGinza78Clinicで可愛い二重は叶えられる!

クリニック名Ginza78Clinic
施術プラン名二重埋没78ロック法(自然癒着法/韓国式7点留め)
治療内容1本の糸でまぶたを7点固定し、二重ラインを形成する施術方法です(自由診療)
治療回数1回
回復期間1カ月程度
費用250,000円(税込)※局所麻酔代込み、笑気麻酔は別途5,500円(税込)
リスク・副作用外科処置により、腫れやむくみ、内出血が出ることが多い
傷跡が残る可能性がある
感染等で化膿する可能性がある
二重の消失や左右差が出る可能性がある

蒙古襞がある目元では、「できる・できない」をネットの情報だけで判断してしまうほど、後悔のリスクは高くなります。

蒙古襞の張りの強さや位置、まぶたの厚み、二重ラインの起点は、写真やセルフチェックだけでは正確に判断できない側面があるのも確かです。

当院では、蒙古襞を含めた目元の構造を丁寧に診察し、現在の目元の条件を踏まえたうえで無理のない二重デザインを提案しています。

平行二重・末広二重の可否だけで判断せず、目頭切開を含めた選択肢や仕上がりの印象、顔立ちとのバランスまで含めて説明を行っています

蒙古襞がある目元でも、自分に合った二重を目指したい人は、まずはカウンセリングで相談してみてください。

構造を理解したうえで二重デザインを考えることが、納得できる二重整形につながります。

この記事は、弁護士の監修のもと、医療広告ガイドラインを遵守して制作しております。
この記事では、一部にイメージ画像(AI画像含む)を使用しています。

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